長年乗り込まれた birdy Air に SpeedDrive をインストール

今回は、長年ご愛用いただいている birdy Air に、
Haberstockの
SpeedDrive をインストールしました。

すでにこちらの車両は、フロントを外装ダブル化したカスタムが施されており、用途に合わせて幅広いギア比を使える仕様になっていました。

ただ、birdyのような折りたたみ自転車では、
輪行や折りたたみを繰り返す中で、
どうしても外装パーツに負担がかかる場面があります。

今回の車両も、長期間の使用に加え、
度重なる輪行などによってフロントディレイラー周辺にダメージが蓄積。

最終的にはディレイラーが破損し、変速トラブルも頻発するようになってしまったため、今後より安心して乗り続けられる仕様として、SpeedDriveへの変更となりました。


外装フロントダブルからSpeedDriveへ

SpeedDriveの大きな特徴は、一般的なフロントダブルのように
フロントディレイラーでチェーンを掛け替えるのではなく、
BB内部に変速機構を持つ内装式のギアシステムという点です。

そのため、フロントディレイラーやシフトワイヤーといった外装パーツが不要になります。

輪行時にディレイラーをぶつけてしまったり、
長期間使用する中で位置がズレたり、ワイヤーの伸びによって
変速調整が必要になったりといった、
従来のフロントダブルで起こりやすいトラブルを大きく減らすことができます。

特に、折りたたみと輪行を頻繁に行うbirdyとは非常に相性の良いシステムです。

変速機構がBB周辺に収まるため見た目もすっきりし、
外側に余計なパーツが増えないのもポイント。

メンテナンスの手間が少なく、
日常的な調整をほとんど必要としないのもSpeedDriveの魅力のひとつです。

「なるべくトラブルを減らして、気兼ねなく輪行したい」

そんな使い方には、かなり合理的な選択肢だと思います。

今回装着したチェーンリングは 32T。

SpeedDriveは、通常時はチェーンリングそのままのギア比で使用し、増速側に切り替えることで 1.65倍 のギア比になります。

32T × 1.65なので、増速時は約52.8T。

つまり、

登りでは32T相当の軽いギア

平地では純正52Tクラスのギア比

という、非常に使いやすい構成になります。

birdy Airはもともと軽快な走りが魅力のモデルですが、
坂道やストップ&ゴーの多い場面では、
フロントの歯数を小さくしたいと感じることもあります。

一方、単純にチェーンリングを小さくすると、
今度は平地でスピードを出した際にギアが足りなくなる。

SpeedDriveなら、その両方を1枚のチェーンリングでカバーできます。

今回の32T仕様は、特に登坂のしやすさや街中での扱いやすさを重視しつつ、
巡航性能もしっかり残したバランスの良いセッティングになりました。

SpeedDriveの変速は、一般的なシフターではなく、
クランク中心部にあるボタンをかかとで操作します。

右側・左側のボタンを踏み分けることで、
ダイレクト側と増速側を切り替える仕組みです。

初めて見ると少し独特ですが、慣れてしまえば非常にシンプル。

ハンドル周りにシフターを追加する必要がなく、ワイヤーも増えないため、
折りたたみ自転車のすっきりした構成を崩さない点もメリットです。

外装フロントダブルからSpeedDriveへ変更すると、
ハンドル周りもドライブトレイン周りもかなりシンプルになります。

今回のように、これまでフロントダブルを使い込んできた車両だからこそ、
その違いはより分かりやすいかもしれません。

今回のカスタムは、単純に「ギアを増やしたい」
「珍しいパーツを付けたい」というものではありません。

長年乗り続けてきたbirdy Airを、
今後も安心して使い続けるためのアップデートです。

長く乗れば乗るほど、使用環境や乗り方によって必要な仕様は変わってきます。

新品の状態で完成されていた自転車も、数年、十数年と乗る中で、
その人に合った仕様へ少しずつ変化していく。

今回のSpeedDrive化は、まさにそんなカスタムでした。

外装フロントダブルのメリットを残しつつ、
ディレイラー破損や調整といったリスクを減らす。

そして32Tを採用することで、登りでは軽く、
平地では52T相当までカバーする。

かなりbirdyらしい、実用性の高い一台に仕上がったと思います。

SpeedDrive、在庫も残りわずかです

数年ぶりの入荷となったSpeedDriveですが、
店頭在庫もいよいよ残りわずかとなってきました。

birdyはもちろん、BROMPTONやその他小径車でも、
車両や仕様によっては非常に面白いカスタムが可能です。

そして現在、近年発売された“あのモデル”にも、
試乗車としてSpeedDriveを組み込めないか画策中。

こちらは無事完成したら、また改めてご紹介したいと思います。

SpeedDriveは文章やスペックだけを見ると、
なかなかイメージしづらいパーツでもあります。

「実際どんな感じで変速するの?」

「32Tで平地は足りる?」

「自分の乗り方に合う?」

そんな方は、ぜひ店頭でご相談ください。

SpeedDriveならではの独特な操作感と、
その魅力をぜひ体感してみてください。

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