1年間乗り込まれたbirdy Classic EVOに、
入荷したてのSpeed Driveをインストールさせていただきました。
実はこの組み合わせ、当店でも初。
birdyもドイツ生まれ、Speed Driveもドイツ生まれ。
単純に「同じ国だから」という話ではなく、
両者には共通するモノづくりの思想があります。
それは、
複雑な課題を、優れた機械設計で解決すること。
今回の1台は、そんなドイツらしさが詰まった仕上がりになりました。
birdy Classic EVOは、birdyシリーズの中でもスポーツライドを強く意識したモデルです。
軽量なフレームに前後サスペンションを組み合わせながら、
小径車とは思えない走行性能を実現。
機械式ディスクブレーキを採用し、
メンテナンス性と制動力のバランスにも優れています。
折りたたみ自転車でありながら、
「KING OF FOLDING BIKE」
として支持される理由が詰まったモデルです。
そんなClassic EVOですが、走行性能が高いからこそ、
「もう少し高速域を伸ばしたい」
という欲が出てきます。
平地巡航や下り坂ではまだ余力があるのに、脚の回転が先に限界を迎えてしまう。
そこで今回選ばれたのがSpeed Driveです。
Speed Drive最大の特徴は、
変速機そのものがクランクの中に入っていること。
一般的な自転車はリアディレイラーや内装ハブで変速を行いますが、
Speed DriveはBB軸部分に遊星ギア機構を内蔵しています。
遊星ギアと聞くと、自動車のATや産業機械の減速機などにも採用される機械要素。
それを自転車用としてコンパクトにまとめ上げたのがSpeed Driveです。

今回の仕様は36T。
しかしSpeed Driveを作動させるとギア比は1.65倍。
計算上は約59T相当になります。
通常時は扱いやすい36T。巡航時や下り坂では59T相当。
まるでフロントダブルを使っているかのようなギアレンジを、
シンプルな構成で実現できます。
個人的に面白いのは、その変速方法です。
クランク軸中央のボタンを、かかとで軽く押すだけ。
すると内部の遊星ギアが切り替わり、瞬時にギア比が変化します。
電子制御全盛の今だからこそ、こうした純機械式のギミックには独特の魅力があります。
見た目はシンプル。
でも中身は非常に凝っている。
まさにドイツ製らしいメカニズムです。
そして、この組み合わせが面白いのはbirdyとの相性の良さ。
birdyもまた、折りたたみ機構や前後サスペンションなど、
複雑な要求を優れた機械設計で成立させている自転車です。
電動でごまかすのではなく、構造そのもので解決する。
Speed Driveも同じ発想。
だからこそ、単なるパーツの組み合わせ以上にしっくりくるものがあります。
さらに今回は、仕上げとしてしぶやオリジナルのリアハードスプリングも装着。
リアサスペンションの過度な沈み込みを抑えることで、
ペダリング時のエネルギーロスを軽減し、
加速時や高速巡航時の反応性を向上させています。
Speed Driveによって得られた高速域での伸びと、
ハードスプリングによるダイレクトな踏み応え。
birdy本来の快適性を残しながら、よりスポーティなキャラクターへ仕上がりました。
birdy Classic EVO、Speed Drive、そしてしぶやオリジナルリアハードスプリング。
それぞれ単体でも魅力的なパーツですが、組み合わせることでさらに面白い1台になりました。
速さだけではなく、機械を操る楽しさも味わえる。
そんなドイツ流メカニズムが詰まったbirdyに仕上がっています。
気になる方はぜひ店頭でご相談ください。
Speed Driveの独特な変速フィーリングは、一度体験するとクセになります
《折りたたみ自転車&電動アシストミニベロ専門店》
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