パシフィックサイクルズディーラーミーティング2025 in 台湾

こんにちわ、サイクルハウスしぶやの池添です。
台湾にて開催されたパシフィックサイクルズディーラーミーティング2025。
その模様と写真と振り返ってゆきます。


11月10日
ディーラーミーティング始まる前に、自分は前入りして台北に1日滞在しました。
台湾の自転車屋さんを複数巡り、台湾の自転車事情を見ようと思います。
訪台の週はちょうど台湾に台風が来ているタイミングでした。
予報とにらめっこしながら、出発です。


台湾へ飛行機輪行したお話はこちらから



飛行機がおりたった時は、大雨☔️
自転車のれるかなぁと思いましたが、空港から出ると、小雨に変わってました。
よし!乗れる!組み立てて台北サイクリング開始です。

台湾は右側通行。日本とは反対です。
自転車を乗っている人は、極僅か。オートバイが圧倒的に多かったです。


大通りには、簡易駐輪場が時折あります。ただ、自転車の駐輪場は、あまり見かけなく、バイクの駐輪場はたくさんありました。
なんて、走っていると天気が急転。大雨☔️ホテルに避難です。
しかし、台湾に来たからには、台湾の自転車屋さんを見たい!ということで、歩いていける距離の自転車屋さんに訪問。


nabiis cycles & coffee

HOW I ROLLがどどんとお出迎え。自転車を楽しくするアクセサリーやパーツがたくさんありました。自転車生活をより良くするライフスタイルを提案するショップの印象。買い場の雰囲気、陳列、色合い、そして、コーヒースタンド。総合して世界観が表現されていて勉強になります。

晴れていれば、Carrymeを使って、トラックバイクのショップ、Bromptonディーラー、フォールディングバイクショップなど回る予定でした。次に台湾に行くときにリベンジです。

夜は西門方面に向かい台湾観光。台北ショーでも行った阿宗麺線に入店。ガーリックをたくさんいれるとBALIUMAIGANAです。

台湾の地下鉄MRTは、簡単に乗車券を購入できます。日本語表記もあるので、わかりやすい。東京メトロのように路線が色分けされているので、駅の乗り換えもスムーズです。
MRTは車内、駅構内では飲食禁止なので、ご注意です。
ホテルは台北ショーでもお世話になりましたサンルート台北で宿泊。日本語対応スタッフさんで安心です。台北で宿泊は、もうここで決まり。

 

11月11日
ディーラーミーティング初日です。夕方に桃園方面で集合なので、それまで時間がありました。雨はやんだり、ふったりの連続です。隙をみて、また近隣の自転車屋さんを訪問。

NO.77 CYCLE STATION TAIPEI

街に根付いている自転車屋さん。あらゆるブランドの預かり修理車をみて、それを感じました。ブロントンクローンもあったりしました。気になったのは、CROSSMINIVELO。ベルトドライブに特徴的なパイプ形状。ETRTO451。乗り味が気になる。ご夫婦で経営されているようで、地域に根付いたショップの香りを感じました。
そうこうしてると集合時間が近づいてきたので、桃園方面へMRTで向かいます。

MRTは基本的に輪行袋にいれて、運びます。日本と同じです。
桃園MRTで台北駅から環北駅まで向かいます。
ホテルにつくと大川社長がお出迎え。和田サイクルの西久保さん、GO CYCLEの中村さん、じてんしゃひろば遊の木村さん、侍サイクルの目片さんと同時に合流。このあとの決起会に備えチェックイン。


シングルって聞いてたけど、なんか違うな。部屋間違えたんかなと思いました。


会場のLU KOU Beer Pubへ到着。食べて、飲んで、懇親会です。

台湾のビールは飲みやすいぶん、飲みすぎるとすぐに酔いがまわる。
盛り上がった後は、その熱量のまま、夜の街へ向かいます。

なるおかサイクルの成岡さん、バイシクルわたなべの渡邊さんと共に麺線を食べる。
酔った体に優しいスープが染み込みます。


初日は集合し、参加ディーラー様とパシフィックサイクルズジャパン様と共にお食事会。
明日の本番に向けて、ベッドにDIVE。


11月12日
2日目から本番。いよいよパシフィックサイクルズの本社に向かいます。




パシフィックサイクルズ社に到着!
パシフィックサイクルズ社長エバさん、セールスマネージャーのカレンさんがお出迎え。ありがとうございます!



まずは、今回のディーラーミーティングのオリエテーション。そして、パシフィックサイクルズ創業者、会長のジョージさん登場。Carrymeの生みの親を目の前にして、胸込み上げてました。そして、自転車の生まれる現場、工場見学にいきます。ここで登場!タルタルーガエンターテイメントワークスの吉松さん!Section 0のメンバーである吉松さんのガイドのもと工場へ向かいます!


来年から稼働予定の新しい工場です。現場に入ります。どのような工程でパシフィックサイクルズの自転車が作られていくか見て行きましょう。


原材料のパイプを加工して形にしていきます。


CNC加工の機械。

材料を加工して形にする、それらを溶接する。熱をもつと金属はどうしても変形してしまう。そこで、アライメントスタンドにのせて人の手で調節する。もう、ハンドメイドバイクです。

塗装です。ベースを機械で大まかに塗装し、しきれない箇所は人の手で仕上げる。
エアブローしてるスタッフさんのいでたちは、王座TAIWANの覇気がでています。


塗装から上がったフレームを自転車の形に組み上げて行きます。ゆっくり動くコンベア上に人が立って部品を組み付け、自転車にします。最後は、梱包材で包み、出荷状態に仕上げます。いつも店頭に入荷するbirdyは、このようなプロセスを経て日本に入ってくるのを間近で感じることができました。


工場の後は、ミュージアムの見学。パシフィックサイクルズの歴史から、歴代の車体を見学。また、SDGsの取り組みへも力を入れている。自転車に乗ることによって、CO2の削減とライダーの健康持続すると、強く話されておりました。

日本未発売のbirdySTDのピンクは気になる。Frogは今の規格にブラッシュアップして再販してほしいですね。

こちらのリアキャリア、日本でもはやく販売してほしいです。ミュージアムは、こんどゆっくり1人で観光しに行こう。自転車が好きなら何時間でもいれます。


タルタルーガTypeFの電動アシスト


タルタルーガTypeR。再販希望。


台湾でよく見かけるYoubike。レンタルできる自転車です。このYoubikeの普及で、台湾の自転車販売数が大きく下がったとお話しされていました。

ここで休憩。パシフィックサイクルズのBRICK CAFEでパワーランチ。
birdy、Reach、IFmove、Carryme、KOLiBRIの頭文字のネーミング。

工場見学、ミュージアム見学、ランチが終わり、ディーラーミーティングの本丸、プレゼンテーションとディスカッションです。来年の計画、新モデル、意見交換などなどなど、盛り沢山です。ここでは言えないこともあります。終わった後は、色々考えさせられることがあり、来年の販売計画や、これからどう動いていくかを考えました。

そして、宴です。

台湾の乾杯は、一杯を飲み切る。空になったら注がれ、また、乾杯。
エンドレスに続けば、酔いがすぐに回りグルグルです。
影山のアニキは、今回のミーティング中、終始ブーストしつづける姿を見て、漢を感じました。あの振る舞い、佇まいこそが本当の遊びの大人です。

この時は記憶があまりなく、いつのまにかベッドにいました。
そして、ミーティングの3日目を迎えます。

 

11月13日

本来は、皆様でパシフィックサイクルズの自転車で台湾ライドの予定でした。しかし、台風が来ているため、予定変更でバスで台湾のローカル、大渓を観光です。

道中のガイド様は、ケーシーさんとロバートさん。お話は台湾についての様々なお話で面白く興味深かったです。台湾には、3000m級の山が、280個以上あるらしく、計測していない山も含めるとそれ以上あると。富士山級が一つの国にそれほどあるなんて、ビックリです。
また、台湾の政治家、蒋介石が眠っている話。台湾の区分け(台北、台中、台南、台東)は統治時代に日本人が決めた事。台湾のお茶が美味しいのは、日本人の茶文化の影響がある。
様々なお話を聞き、台湾に親しみをより強く感じました。

まずは、最初の目的地、ダーシーティーファクトリーに到着です。
ここは1926年に作られ、2025年で99周年となっております。

台湾茶をいただきました。ほのかに香る蜂蜜の匂いとスッキリした飲み味。

ランチタイムです。ドローカルなレストラン。草を食べる”草魚”をメインにいただきました。初めて食べる味に、台湾を感じます。これは好みが分かれそうな体験でした。

草魚のあとは、お寺。天公祖 天地行宮 桃園(迎富送窮廟)へ。
台湾のお寺は、右の入り口から入り、左の出口から出るとのことです。そうすることで、厄が落とされ、幸がくると。

バロック建築の大渓橋で集合写真。

台北市内とは、また違った空気感の大渓の街並み。

ふと気づいたのが、台湾の街の1階部分の建築です。2階部分が前にせりだし、1階がうしろに下がる。調べるとこの建物のつくりを「騎楼」と呼ぶらしいです。台湾の暑い日差し、移り変わる天候、に対応しやすくるため、この作りになっているそう。ミーティング中の大半は、雨。騎楼のおかげで傘をさす機会が少なくなり、助かりました。屋根があることで、人があつまる場としても機能しているのを歩いていると感じました。

フィナーレは、みんなで、呑んで食べてシメです!

 

 

11月14日

最終日、皆、それぞれ家路帰ります。晴れていれば、みんなで台湾を走りたかったですね。


帰りは、パシフィックサイクルズジャパンの皆様と一緒に日本へ帰りました。

 

今回の台湾ディーラーミーティングは、参加者様とつながり、パシフィックサイクルズの自転車作りの真髄、台湾の魅力、様々なものを身にすることができました。

サイクルハウスしぶや、取り扱い自転車ブランドでは、パシフィックサイクルズ製品が一番強いです。今回、ディーラーミーティングで、より皆様に魅力をお伝えできますので、ご興味、新車購入検討、試乗、の相談、お待ちしております。

自分は、Reachとコリブリが欲しくなってしまいました。
来年、また増車ですね🚵

次に台湾に行くのは、台北ショーかパシフィックサイクルズのファミリーデーになるのか?
いずれにせよ、また行こう台湾へ。

 

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