【Brompton × カスタム】発売間近のBromptonの外装５速化カスタムについて

本日は

と題しまして発売間近の

先日組み上げを行った店頭試験車から得られた
情報をまとめさせていただきます。

今後、組み付け作業を重ねる中で
様々な車体仕様、個体差に併せて

情報はどんどん更新されていくものと思われますが
2023年5月現時点での最新情報となります。

「こんな感じの部品なんだ～」

とご検討の一助となりますと幸いです。


外装5速化を行った
脚周りの画像となります。

純正リアホイールをそのまま使用することが可能となります。

この度の外装５速スプロケットの組み付け可能な条件は
Brompton外装用フリーハブの
【9スプライン × C型クリップ】
の組み合わせが必要となります。

内装３速モデルのフリーハブ

【3爪型 × C型クリップ】

には互換性が無く、組み付けが出来ません。


試験車で使用している変速レバーは
フラットハンドルへの組み付けが前提のデザインとなっております。
Brompton標準仕様としては

「Sタイプハンドル」、「Lowハンドル」
が装着されたモデルがこちらに該当いたします。

こちらの変速レバーは
Brompton純正のブレーキレバーと組み合わせを行ったところ
組み付け自体は可能なのですが
Bromptonブレーキレバー側の台座形状が特殊である為、
Brompton純正以外のブレーキレバーを組み合わせていただく方が
変速レバーの組み付け位置、角度の選択肢が大幅に広がります。

Brompton純正ブレーキレバーと組み合わせを行う際、
組み付け角度によってレバーへの指のかかりが甘くなります。

ブレーキレバーの可動域を調整することで
症状を改善し、より快適に

ライズハンドル、Bromptonの
「Mタイプハンドル」、「Middleハンドル」
への組み付けも検証を行いましたが

グリップスペースが極端に小さくなることと
ハンドルのアーチ部分に変速機台座が接触する関係から
変速レバーの組み付け角度がかなりシビアになります。


今回の試験車体の前チェーンリングの歯数は50Tとなります。

上の図は外装 5、3、1状態で
折りたたんだ際のそれぞれのチェーンのたわみ具合となります。
下記が折りたたみ⇔展開作業時の動作ついての

検証結果のご案内となります。

【5S：外装5速目（車体の一番外側）】

チェーンのたわみがもっとも大きくなります。
この状態でも折り畳み自体は可能ですが
テンショナーにかかる力が弱くなるため、

チェーンが外れやすくなる可能性がございます。

【3S：外装3速目（スプロケットの真ん中）】

チェーンラインが最も直線的になる為、
素早い折り畳みを行う際のストレスが少なく、

変速位置であると考えております。
※
上記は車体仕様、個体差によって変化する為、
当店でのカスタムの後にお客様へ個別に
適した変速位置をご案内させていただきます。

【1S：外装1速目（車体の一番内側）】
チェーンラインが一番急角度になります。

折りたたみは可能ですが折りたたみ⇔展開作業時の
リアフレームのスイングスピードの速い方や
リアフレームを折りたたんだ状態でクランクの位置調整を行う際に

チェーンがスプロケットから外れやすいという特徴がございました。


今回の変速レバーを使用したことで
画像の黄色〇印のように
変速レバーの組み付け位置の関係から
変速ワイヤーが純正状態と異なり、
ステムの手前側（サドル側）を通っております。

これにより軽微ではございますが

折りたたみ作業の際に変速ケーブルが
ステムヒンジの台座部分に引っ掛かりやすくなるという
症状が発生いたしました。


これは折りたたみの際にケーブルを守る為の処置となります。
画像の黄色〇印の部分を結束ハンドで

しっかりと固定いただくことによって
ハンドルステムを折りたたむ際に変速ケーブルが
台座に引っ掛かる症状を予防できます。


前述の結束バンドによる固定を行ったことで
変速ケーブルが台座に引っかかることなく
折りたたみが完了した状態の画像となります。

上記でご紹介した
ケーブル周辺のアレコレは車体仕様、個体差によって
発生する症状は様々であり、症状が発生しない場合もございます。
その部分は当店で作業をさせていただく際に

お客様ごとの車体に併せてご対応をさせていただきます。

本日のご紹介はここまでとなります。

2023年5月現在は今回ご紹介いたしました
試験車を店頭に御用意いたしておりますので

ご試乗をご希望の方は
店頭スタッフにお気軽にお申しつけください。

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